ドラムサンプラーの名機 AKAI MPC2000XLをエミュレートしたvMPC2000XL ソースコードの公開とVR版で大きな可能性も

izmar - vMPC2000XL


1999年にリリースされたドラムサンプラーの名機AKAI MPC 2000 XLをエミュレートしたプラグインソフトウェア

vMPC2000XL
がオランダのデヴェロッパーizmarからリリースされました。
http://www.izmar.nl/

Windows、Macの他Linux版まで用意されておりスタンドアローン、VSTプラグイン、AUと各種環境で使用する事ができます。

動作の動画をご覧ください。

実はこのvMPC2000XLのリリース自体は2018年です。
しかしその後も色々とアップデートが行われているので解説します。


vMPC2000XLは、オリジナルMPC2000XLの音源の内部エミュレートなどは一切行っていないそうです。
つまり音的には単なるドラムサンプラーです。
今回は目指したのはその操作性の再現だそうで、サンプリング、エディット、シーケンス作成まで、当時のハードウェアと同じ操作で行う事ができます。
ただし、同じという事は現代の基準となる様な操作性は持っていないという事。
実際vMPCのサイトの説明でも
「サンプリングも再生も大変で作業的には非常に非効率」
の様な記載がしてあります。

ただし、操作に関しては再現がバッチリな様で当時MPC2000を所持していたユーザーにとって、懐かしく、制作へのモチベーションも上がるかもしれません。
モチベーションは音楽制作にとって重要ですね。

CANPLAY的には実は非常に注目している点が2つあります。
・ソースコードが全て公開されている
・VR版

という非常に興味深い、可能性のある2点です。



ソースコードは全てGithubに公開

今回のプログラムのソースコードは全てGithubに公開されています。

vMPC

https://github.com/izzyreal/mpc

vMPC JUCE

https://github.com/izzyreal/vmpc-juce


通常のソースコードとJUCEを使用したソースコードのレポジトリです。
音的な部分を通常のレポジトリ、グラフィックの部分をJUCEで作成しているのでしょう。
どちらもVSTやAUの標準であるC++を中心に書かれています。
C++の会得は必要ですが、スタンドアローンアプリだけでなく、VSTやAUのプラグインのプログラムの仕組みを学ぶにも非常に有益でしょう。



VR版

このvMPC2000XLはVR版の開発も行われています。
動画をご覧ください。


いかがでしょうか?
非常に面白く未来の音楽制作の可能性を感じますよね。
とは言え、残念ながら開発は諦めたそうで、現在はストップしています。
しかしこういった名機をVR空間でリアルに演奏できる様な体験が未来にはできるかも、、、、
と期待を抱かせる内容ではありました。

他のプラグインメーカーも同様な動き、さらなる進化もあるはずと、今後に期待しましょう。


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