MUSIC TECH ACADEMY CANPLAY 2020年最優秀音楽作品

MUSIC TECH ACADEMY CANPLAY 2020年最優秀音楽作品





MUSIC TECH ACADEMY CANPLAY 2020年最優秀作品が選抜されました。
AIを活用した新しい音楽作品をCANPLAYの生徒様は課題として制作、提出していただいております。


(なお、いわゆる1クリックで自動作曲する様な音楽はCANPLAYでは取り扱っておりません。あくまでもAIを活用し、音楽としての、そして音楽制作手法としての新規性、独自性、クオリティーを重視し未来の音楽への貢献を目指すものです。)


たくさんの優秀な作品の中から見事選ばれたのが下記の楽曲です。
今回、生徒様はすでに音楽家としての活動をされているため匿名となっておりますが、楽曲は非常に素晴らしく、皆様のAI音楽の参考としていただけると思います。


CANPLAY 2020年最優秀音楽作品



【生徒様コメント】
AIが生成した音の組み合わせをできるだけ変えないように慎重に音楽の中に取り入れることを第一に考えて制作した課題曲です。
時にAIは突拍子もない音を生成しますが、それが自分には新しい音の組み合わせに聞こえることがよくあります。
ただし、それは、これまでの自分では作らないような音の組み合わせなので、そのように感じているだけかもしれませんが。
AI生成のメロディーを分析し、理論的に特定のモードが響くようにコード進行を付け加えました。
なお、すべてAbletonLiveに標準に入っているソフトシンセと音サンプルのみで制作しています。
AI作曲や音楽理論、ミックス、マスタリングの技術的なテクニックなどは、CANPLAYの講義で学んだこと以外は一切やっていません。CANPLAY課題曲最優秀作品に選んでいただきありがとうございました。  




【CANPLAYよりコメント】
AI音楽生成のフレーズを巧みに活用しながらご自身の音楽の素養の高さで楽曲として高いクオリティに仕上げた素晴らしい作品だと思います。
フレーズのところどころ、リズムとの組み合わせに、ハッとさせる部分は、普段ご自身では選択しないAI生成の音楽との組み合わせによって生まれる緊張感が音に現れているのかもしれません。
それがオリジナリティと斬新さ、そしてAI音楽の可能性を我々に感じさせます。
実は非常に短い時間で作られたとの事ですが、それを感じさせない出来でした。

いかがでしょうか?
これからAI音楽に、またはご自身の音楽制作にAIを取り入れたい音楽家の皆様のご参考になれば幸いです。




今はまだAI音楽の黎明期と言っても良いでしょう。
将来的にはAIという謳い文句なしに、普通に音楽にフレーズのアイディアや新しい楽器として、誰もが気にせず取り入れて音楽を作る、そんな未来が来ると思っています。
この作品の様な試みが継続して行われ、未来の音楽を進化させる事ができると良いなと願い生徒様皆様とともにこれからも取り組んいきたく思っております。



最優秀作品おめでとうございます!
ご受講誠にありがとうございました。