MUSIC TECH ACADEMY CANPLAY 2020年最優秀生徒 – 学生部門

MUSIC TECH ACADEMY CANPLAY 2020年最優秀生徒 – 学生部門



MUSIC TECH ACADEMY CANPLAY 2020年最優秀生徒 – 学生部門
が選抜されました。


見事最優秀生徒に選抜されたのは、理系大学の4年生である中野裕基さんです。
中野さんは大学で人工知能による音楽の生成の研究に取り組んでいらっしゃいます。
現在大学で実践されている研究も非常に興味深く、また素晴らしい取り組みで、CANPLAYが目指す、AIなど最新テクノロジーで創られる未来の音楽を担う人材になっていただける事を期待しております。

中野さんのインタビューです。

CANPLAY
中野さん、最優秀生徒おめでとうございます。

Q: CANPLAY
CANPLAYに入学した理由・目的はなんですか?

A: 中野さん
研究のテーマを決めるとき、人工知能による音楽の生成に関する研究を行いたくて色々調べていたのですが、なかなか思うようにいかなかったときにCANPLAYさんを知り、ちょうど給付金が出ていたこともありこれはいい機会だと思って入学をしました。


Q: CANPLAY
入学時の事前の知識・経験レベルを教えてください。

A: 中野さん
学校の授業でC言語やJavaのプログラミングは経験があったのですが、Pythonに関しては本当に基礎の基礎しか知らない状態でした。
音楽経験に関しては、1年半前からDTMを始め、それ以前には楽器を弾いていたなどの音楽経験はなかったです。


Q: CANPLAY
受講当初のCANPLAYの講義レベルはどう感じましたか?

A: 中野さん
音楽理論に関しては、序盤は独学で知ったいたことがほとんどでしたが、終盤になるにつれ知らないことが多くなり、課題で音楽を制作しながら理論を学ぶことができ、効率よく習得できていたと思います。

pythonや音楽プログラミングの授業ではほとんど前提知識のない状態でしたが、環境構築から丁寧に説明していただきスムーズに学習を進めることができました。サポートと合わせて躓くことはほとんどなかったです。


Q: CANPLAY
受講を終えた段階ではご自身の目的の達成や、レベルの向上は感じられているでしょうか?

A:中野さん
楽曲制作に関しては、今まで転調は半音もしくは全音上下させることしかしてこなかったのですが、曲の途中で自然に転調させることを学び確実にレベルアップしたと思います。
また、曲の1番や2番で変化の付け方をもっとした方がいいとアドバイスをいただき、具体的な手法まで解説していただいて大変勉強になりました。

AI自動作曲に関しては、当初の目的である自分でモデルを構築して自動作曲を行うことができました。
モデルの構造を理解することは大変で完全に理解できているわけではありませんが、講師の方に参考になるサイトや論文を教えていただいて、構造を研究に生かせることが多かったです。




Q: CANPLAY
学習を進める上で特に助けになったサポートなどはなんだったでしょうか?

A: 中野さん
CANPLAYさんには授業の分からなかったことや課題のことでたくさんのことを質問をし、丁寧に対応していただきました。サポートがなければ途中で投げ出していたかもしれません。

また、自作の楽曲にアドバイスをしてもらうこともありました。今まで一人でしか作曲をしてこなかったので、講師の方の意見を聞くことができ非常に参考になりました。


Q: CANPLAY
今後の音楽または音楽AI活動の計画など

A: 中野さん
音楽制作に関しては、近頃初音ミクが発売されてそれを購入したので一番の目標はボカロ曲を作ることです。今までは一人でしか音楽制作を行ってこなかったので、作曲仲間をこれから見つけていく予定です。

音楽AI活動に関しては、現在はMagentaを利用して音楽の自動生成を行っていますが、今後は自分で自動作曲できるようなモデルを構築していきたいと考えています。これから大学院に進むのでさらに研究していく予定です。




Q: CANPLAY
その活動にCANPLAYでの学びをどう活かしていきたいですか?

A: 中野さん
作曲に関しては、理論や技術の面はもちろんデータサイエンスで学んだ現在流行している楽曲の特徴を考慮した上で作曲していきたいです。せっかくAIによる自動作曲を学んだので、メロディやリズムをAIに一部制作してもらって、それを元に作曲などもやっていこうと考えています。

音楽AI活動に関しては、教えていただいたプログラミングの知識や論文、サイトを参考にしながら一からモデルを構築できるようにしていきたいです。



中野さんの提出楽曲”月華”です。
こちらは音楽理論の講義の課題曲として提出された楽曲で、AI生成ではなくご自身で作曲された曲となります。
非常にレベルの高いピアノ曲です。
是非お聞きいただき受講検討の皆様の参考にしていただければと思います。


月華 by 中野裕基さん


中野さんのコメント
ピアノの綺麗な音が好きで、なるべく綺麗なものを音楽で表現することを目標にした曲です。静かな夜に月を眺めている場面をイメージしました。


中野さん、最優秀生徒おめでとうございました。
そしてご受講いただき誠にありがとうございました。
これからの成果も是非シェアください。
中野さんのこれからのご活躍が楽しみです!