2023年度 最優秀生徒 – 鈴木和洋様インタビュー



2023年のMUDEA ai最優秀生徒に選抜された鈴木和洋様のインタビュー記事です。

MUDEA ai
自己紹介をお願いします

鈴木様
鈴木和洋と申します。
過去には外資系IT企業にて音声合成の研究に従事していました。
兄の影響で幼少期から洋楽に親しみ、大学も「音」に関わる学科で、音楽制作は、学生時代から社会人になってもやってました。


受賞理由
MUDEA ai

鈴木さんは講義内容をしっかり理解した上で、それだけにとどまらずご自身の工夫を加えた取り組みが大変素晴らしいといつも感心しております。ご自身ではどう感じていましたか?

鈴木様
MUDEA aiの講義は、音楽の素養に加えて、PCの知識やプログラミングという素養も必要です。
僕自身がまずはその両方の素養を持ち合わせたことが大きく影響していたと思います。
それに加えて、生成AIという最先端のテクノロジーに触れることは大変大きな刺激になりました。


MUDEA ai
MUDEA aiに入学した理由・目的はなんですか?

鈴木様
自己紹介で述べましたが、就職した外資系の企業では、仕事が大変に忙しく、音楽活動もできなくなっていました。
それでも、大学時代の映像作品を作る親友と音と映像の作品を作る約束をしていましたが、彼は癌を患い、この世を去りました。
このままではいけないと思い、音楽活動を再開した当初に出会ったのが MUDIA ai でした。


MUDEA  ai
MUDEA  aiの講義レベルはどう感じましたか?

鈴木様
講義の内容は、とても濃く、また、有意義なものであるとともに、自分を夢中にさせる魅力のある内容でした。
単なる知識ではなく、創造行為を伴うからこそ、大きく惹かれていったのだと思います。


MUDEA ai
鈴木さんは2022年度コースを卒業され、2023年コースは在学中です。他に音楽理論もMUDEAで学ばれているなど学習継続中ではありますが、レベルの向上は感じられているでしょうか?

鈴木様
もちろん、レベルの向上は感じています。
2023年のAI作曲の講義は前年とはことなり、プログラミングの素養がなくとも参加できるところが魅力だと思います。
より多くの音楽制作をする人々にAIを提供できる講義だと思います。
音楽理論は、これまで知らなかったことの連続で、大変な思いをしながらも何とかついていっているという状況ですが、自分の作曲の形を大きく変えて、より良いものになっていっていることが分かります。
それと特筆することは、これらの講義と直接関係のないDTM力、DAWの操作能力の向上があります。知らないうちにDAWを思い通りに動かせるようになっていたことは驚きです。


MUDEA  ai
特に参考になった講義内容はありますでしょうか?

鈴木様
今でも、作曲に使うAIのモデルに、Performance_RNNに基づいた作曲があります。
このモデルでは、使う音階を指定して音のクラスターを作るものですが、強弱やタイミングが絶妙なので、それをアンビエント音楽に使っています。


MUDEA  ai
学習を進める上で特に助けになったサポートなどはなんだったでしょうか?

鈴木様
一番大きなサポートは、やはり講師の質疑応答だと思います。
とても丁寧で分かりやすく、また納得のいくまでフォローしてくれました。
それと、各回の課題をクリアしないと次に進めないシステムですね。
とても面倒なものですが(笑)、このシステムがあるからこそ真剣になりますし、確実にスキルがつくのだと思います。


MUDEA ai
他の受講生様、またこれからMUDEA aiを受講される方へのメッセージがあればお願いします。

鈴木様
ネット上には、有料・無料の多数の音楽講義が存在しますが、MUDEAが目標としているのは、最終的に自分で曲を作ることだということです。
音楽は知識がなくとも、作ることができます。特に生成AIが登場してからは、鼻歌をシンフォニーにすることだってできかもしれませんが、MUDEAが提供するものは、自分自身が考え、工夫してできる、唯一無二の曲を作ることをサポートするもので、それは他ではないように思うのです。


鈴木様ありがとうございました!
インタビュー内にもありましたが、鈴木様は、MUDEA講義の基本を然り理解しながら、常にご自身の創造性を加えた実践をされるのが本当に見事だと思っております。
また、質問のレベルがいつも高く、本当に講義を理解されているのだな、と伝わって来るのもMUDEAとしても嬉しかったです。
音声合成の研究者であったとう経験がとても活きているのだなとも感じておりました。
音楽のレベルも入学時よりもとても向上されており、驚くばかりですが、これから更なるレベルアップ、そして卒業課題である作品の発表を楽しみにしております!