ディープラーニングには必須!? GPU 今一番のおすすめを解説&アドバイス



ディープラーニングでの学習はとても時間がかかります。
1週間PCを回しっぱなし!、、、なんて事も普通にあります。
実際に業務で使用、もしくは個人であっても満足いく結果を求めるのであればやはりGPUの導入は必須ではないでしょうか?

では実際にGPUを導入しようとする場合、今どのGPUを選べば良いのでしょうか?

結論から言うと
Nvidia Geforce RTX 2080 Tiがおすすめです

ディープラーニング用のWorkstationを製造販売しているLambdaのベンチテストを元に何故RTX 2080 Tiがおすすめなのか見てきましょう。

比較テストに使用されたのは
・Nvidia Geforce RTX 2080 Ti: $1,199.00 (日本円で約13万円)
・Nvidia Geforce RTX 2080: $799.00 (日本円で約9万円)
・Nvidia Titan RTX: $2,499.00 (日本円で約27万円)
・Nvidia Titan V: $2,999.00 (日本円で約33万円)
・Nvidia Tesla V100 (32 GB): ~$8,200.00 (日本円で約90万円)
・Nvidia Geforce GTX 1080 Ti: $699.00 (日本円で約8万円)
・Nvidia Titan Xp: $1,200.00 (日本円で約13万円)

テストは全て
TensorFlow 1.12
CUDA 10.0.130
cuDNN 7.4.1
環境で行われています。

では実験結果を

FP32 1GPU でニューラルネットワークの学習に使用
全て比較モデルに対しRTX 2080 Tiが何%の速度なのかを表記しています。
100%なら同性能。200%なら倍の速度、50%なら半分の速度です。

・137%  RTX 2080
・135%  GTX 1080 Ti
・122%  Titan XP
・96% Titan V
・87% Titan RTX
・73% Tesla V100 (32 GB)

RTX 2080tiは、つい最近までディープラーニング用のコンシューマー向けグラフィックボードとしては最強とされたTitan XPを22%も上回っています。

FP16 1GPU でニューラルネットワークの学習に使用
比較の数値はFP32と同様でRTX2080tiを100%としての数値です。

・172% GTX 1080 Ti
・159%  Titan XP
・132% RTX 2080
・81% Titan V
・71% Titan RTX
・55% Tesla V100 (32 GB)

さすがにTitan VやTitan RTXには劣りますが、価格が2~3分の1という事を考えればむしろ評価できるのではないでしょうか?

コストパフォーマンスの点でもRTX 2080 Tiはベストと言えるでしょう。

RTX2080tiはディープラーニングを本格的に行うならおすすめです

RTX2080tiは本当に高性能ではありますが、初心者にはむしろオーバースペックともなるのでご自身の目的と価格とで判断を
初めて導入する場合はよりコストパフォーマンス重視で2080やさらに安い1080や2070でも十分かもしれません。

1080や2070なら2080tiの半額以下で購入できるでしょう。

それでもCPUに比べれば十分すぎる速さです!

ご自身の実行規模を考慮した上でRTX 2080 Tiか、下位モデルかを価格で判断するのが良いかもしれません。