マイケルジャクソンのBeat itのパロディーソングで知られるアル・ヤンコビックをAIに |ジョージア工科大学の准教授が開発したパロディーソングの詩を生成するWeird AI Yancovic

今夜もEAT IT/アル・ヤンコビック - YouTube

皆様アル・ヤンコビック氏をご存じでしょうか?
80年代のマイケルジャクソン時代を生きた方ならご存知、Beat itのパロディーソング Eat itを作ったパロディーソングの巨匠と言える方です。
ご存知の方はお久しぶりに笑っていただくために、初めての方にもやはり笑っていただくためにまずはEat itの動画をご紹介しましょう。



このアルヤンコビック氏の名を関したパロディーソングの詩を生成する
Weird AI Yankovic
というPyTorchとOpen AIのGPT2を使用したAIをジョージア工科大学の准教授Mark O. Riedl氏が開発したとの事で、その論文まで発表されました。

論文はこちらです(英語)

https://arxiv.org/pdf/2009.12240.pdf



早速私もWeird AI Yankovicを使用し、AI is weird(AIっておかしい)という詩を生成してみました。

生成時の様子をキャプチャした動画です。


生成された詩

For the following three
Is more than enough to set
When off and also not but
Just the corresponding id
And also not but the corresponding.
Has a few tricks
For each to set when off.
For the following three is more than enough.
Has a few tricks to weed
I am not going to attempt


和訳

次の3つの場合
設定には十分すぎる
オフのときもそうでないときも
対応するIDのみでいける
ただ対応するだけではない
いくつかのトリックがある
それはそれぞれがオフのときに設定される
次の3つで十分すぎる
刈り取るにはいくつかのトリックがある
私はしませんよ


いかがでしょうか?
意味はよくわかりませんが、、、

プログラムはOpenAIのGPT2を使用しています。
論文を読む限り、アルゴリズムもにしっかりと考えられており、コードもかなり複雑なのですが、この情熱がなんの役にも立たない(失礼汗)事のために用いられた事。。。。笑いつつも妙に心を動かされました。
何の意味があるからではなく、面白い事を全力で追求し実現する。
これが芸術の本来の姿なのかもしれません。
(と言いいつつ、またEat Itを見てみましょう)

今回はGPT2でしたが、GPT3の進化もありますし、今後もリリック生成面白そうです。
引き続き注目していきます。