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音楽制作におけるAIツールの効果的な使い方とは?

音楽制作はクリエイティブな作業ですが、最近ではAIを使用したツールが増えてきていますよね。制作現場にAIツールに何ができるか?完璧なオーディオトラックを作成するのに役立つのか、そしてどこに限界があるのか?など、みなさん知りたい情報だと思います。 今回は現状でのAIツール使い道と使用例をご紹介していきます。 完璧な楽曲を作りたい!と思ったとき、AIツールは問題のすべてを解決する手段にはなりません。なぜなら、問題の多くはクリエイティブ(創造的)な性質を持っているためです。 技術的な問題を迅速に解決する修正AIツール 音楽制作において、AIツールのアルゴリズムが機械学習に基づいているのか、ディープラーニングに基づいているのか、はたまた別の数学モデルに基づいているかはあまり関係なく、修正AIツールの目標は、熟練のエンジニアと同等の結果を提供することです。 現実世界の優秀なエンジニアは、楽曲に問題があった場合、アーティストと相談するまでもなく問題の原因特定と修正をササッと終えることができます。 例えば、ある特定の周波数がピーキーになっていて、イコライザーで調整する必要があったとします。 優秀なエンジニアがいない場合、手動で対処するか、またはAIツールを使って対処するかの2つの方法があります。 AIツールにクリエイティブな作業はできない 特定の音色(ピアノやギター)は、アーティストによる演奏が必要で、AIツールによる自動化はできません。昨今ではメロディを自動生成するAIツールもありますが、(今のところ)個人のビジョンを再現するものや面白いアイデアを生み出すものではありません。 現時点でのAIツールの利用用途としては、時間のかかる反復作業や技術的な作業を代行してくれるような使い方が一般的です。 AIツールを使ってトラックをブラッシュアップする時間は、手作業よりもはるかに早く、まるで優秀な超高速エンジニアに委ねるようなものです。なおかつ、すべてが同じ音になることはなく、個性を失うリスクもなく、クリーンなサウンドが得られます。 クリーンな音に集中し作業する ミックス音源やオーディオファイルにノイズや不必要な周波数や入っていると非常に気が散りますよね。クリエイティブな部分に集中したいのに、オーディオの下処理に時間を使ってしまうことがよくあると思います。そんなときでも、クリーンなサウン

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DELLが機械学習専用の新サーバーEMC DSS 8440を日本でも発売開始 Tesla V100を最大10機搭載可能で価格は1940万円から。機械学習専用プロセッサーIPUにも注目!

DELLとEMCジャパンが機械学習専用の新サーバーEMC DSS 8440を日本でも発売開始いたしました。 英語版サイトhttps://blog.dellemc.com/en-us/dell-emc-dss-8440-dynamic-machine-learning-server/ NVIDIA Tesla V100を最大10基搭載可能。12コアのインテルXeon Silver 4116 プロセッサー。メモリーは32GB。SSDは480GB。Tesla V100を4機搭載の最小構成税別定価は1940万7219円から。
販売初年度に100台の出荷を見込んでいるとの事です。 単純に機械学習向けのワークステーション的な考えでいくとライバルとなりそうなDGX-1にやや劣っている様に思えます。 DGX-1の過去記事はこちらhttps://canplay-music.com/2019/04/02/nvidia-gdx/ DGX-1はTesla V100 8基搭載Dual 20-Core Intel Xeon E5-2698 v4 2.2GHzメモリー 512GB価格は1652万円〜 あらゆる項目で上回っています。しかしこちらはあくまでもワークステーション。DELL EMC DSS 8440については、サーバーとしての信頼性のために室温35度でも安定動作する冷却性能や、英Graphcoreで開発が進められているディープラーニングプロセッサー IPU(Intelligent Processing Unit)が最大8基搭載(12月頃開始予定)などよりサーバー向けに強化されている点を考慮し判断すべきでしょう。 IPUにも注目そして我々としてはIPUに非常に注目しております。 GoogleのTPUや(イマイチ進歩しませんが、、、)Appleのニューラルエンジンなど、ディープラーニング、機械学習専用のプロセッサーは、今後非常に注目すべき分野で今年後半から来年あたりのトレンドの一つになるかもしれません。もちろんこのIPUに注目しております。 搭載機であるこのEMC DSS 8440の評価や価値もIPUの性能によってまた変わってくるのかもしれません。

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AIマスタリングソフトのiZotopeが世界初の自動ミキシング機能を搭載したNeutron3を発表!

AIマスタリングソフトOzoneで知られるiZotopeがミキシングソフトNeutronをバージョンアップ。
Neutron3を発表しました。https://www.izotope.com 最大のニュースは、世界初となるAIいよる自動ミックス機能Mix Assistantでしょう。 Mix Assistantは機械学習を活用した自動ミックス機能です。この機能により音楽的にバランスの取れていない各トラックの音量バランスを自動で調節する事ができます。使い方としては、希望するパートバランスを指定し(強調したいパートや、基準などを任意で指定できる様です)再生開始。AIが楽曲を分析した上で最適なバランスのボリュームに自動調整するというもの。これはまさに欲しい機能でした。音楽制作の時間短縮とストレス軽減(ミックスのバランスどりはあまり面白くない時間のかかる作業なので、、、)が可能になりそうです。もちろんOzone同様、そこからさらにミックスを追求していく事も可能でしょう。 ただ今回も情報がないのですが、AIといっても、いったいどんなアルゴリズムを使用し、どんな音楽をどのくらい学習させたのかの情報が全くないのでAI音楽研究家としてはもう一つ評価しずらところがあります。(Ozoneの時もそうでした)その辺り情報を公表して欲しいところです。 ではデモ動画をご覧ください(英語) その他の機能Sculptor Moduleの解説です。 Sculptorはこれまでにない独創的なオーディオススペクトラムシェイパーです。簡単なパラメーター操作により音の特徴を変化させたり強調させたりが可能です。パラメーターは下記の3つ・Intensity:エフェクトのかかり具合の量・Tone:倍音成分と音に厚みの調整・Speed:コンプのかかるスピード パフォーマンスが約3倍向上 実はこれも非常に嬉しいアップデートです。 OzoneもNeutronも高機能なのですが、CPUへの負荷が非常に高くメモリーの消費量も多く、高性能PCを使用しても思い通りの数をインサートする事ができませんでした。それが今回は劇的に向上しそうです。 CPUへの負荷軽減としては、旧バージョン比較で必要バッファサイズは3分の1になり、メモリー消費量も半分になった様です。マルチコアへの対応がどのくらいなされているのかはアナウンスがないので期待

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NVIDIA Control Panelが見つからない場合の解決方法 | ディープラーニング用に新規にGPUを導入した方へ

GPUでディープラーニングを行っているWindowsユーザーの方向けの記事です。 Nvidia コントロールパネルがない、、、、 近年ディープラーニング実践のために新規にNvidiaのGPUを導入する方も多いと思います。その際、ディープラーニングの実践には必要ないですがせっかく高価なGPUなのでグラフィックの方の設定も色々と行ってみたいと考えますよね。高度なマルチディスプレーの設定や、G-syncの設定など。 ところがその設定を行うためのNvidia Control Panelがない、、、、見つからない、、、、という事、多いです。 ネットで色々調べてみても、困っている方非常に多く、多くの質問が寄せられたり、回答している記事もたくさんあります。しかし解決策はドライバーのアップデートをすれば良いというものばかり。確かにその方法で解決する場合もありますが、それでも解決しない場合、もかなりあり、その場合はどうやってインストールすれば良いのか?全くその情報がない状況です。 解決方法は簡単です! しかし、実はこれは簡単です。Microsoft Storeからダウンロードしてインストール。これだけです。 Microsoft Store Nvidia Control Panel入手ページ 何故この様な基本的かつ簡単な方法が周知されていないのか不思議なのですが、困っている方、簡単に解決しますので是非この方法をご活用ください。 記事投稿日:2019/5/16

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